当院で関節鏡検査・処置が可能になりました。
関節鏡は内視鏡の一種です。
内視鏡には軟性鏡と硬性鏡がありますが、関節鏡は硬性鏡の仲間です。
胃カメラのような消化管内視鏡は軟性鏡で、当院では以前より導入していて胃や十二指腸の検査をしたり異物を除去するために使用していました。
今回新たに硬性鏡装置を使用できるようになりました。
硬性鏡のシステムには様々なオプションがあり、関節鏡以外にも腹腔鏡や胸腔鏡などにも使用することができます。

内視鏡は傷の小さな手術をすることができるため、術後の回復が早いといった体にやさしい大きなメリットがあります。
その他にも内視鏡下では患部や検査部位を拡大して見ることができたり、肉眼では見づらい場所にカメラを入れて見ることができるため、内視鏡検査では診断率が有意に高いことが報告されていますし、内視鏡手術では体内の構造がよく見える手術のため高い安全性が期待されます。

デメリットは操作が難しく手術時間が延長する場合が考えられることですが、操作が上達すれば手術時間が短縮して内視鏡手術のデメリットである手術時間の問題も解消されますし、より安全に手術を行うことができます。

医療は何よりも安心して治療をうけていただく事が大切です。
当院ではより安全で体にやさしい治療が行うことができるように努力していきます。