それまでのフィラリアの予防薬は毎日飲ませなくてはなりませんでした。
更にそのフィラリア予防薬のジエチルカルバマジン製剤は副作用の為、
フィラリアの成虫が寄生している犬には飲ませることが出来ませんでした。
ある時(正確な年月は失念しました)月に一度だけ飲ませれば予防できる薬、
ハートガードという薬剤がアメリカで販売されている事を知り、
わざわざ遥かアメリカへ現状を見に行ったことを覚えています。
このアイバメクチンは伊豆の川奈ゴルフ場の土壌から採取した放線菌から発見されました。
正確ではありませんが一時期日本の製薬会社が豚の駆虫薬として製造販売していましたが、
アメリカのメルク社が薬剤特許を買いアメリカの動物薬として製造販売して成功しています。
この家畜用の駆虫薬が大変な販売実績をあげますが、更に大変貌を遂げます。
やがて人のオンコセルカ症や人のフィラリア症の治療薬として歴史的な偉業を成し遂げました。
今回のノーベル医学生理学賞はその業績を称え送られるものです。
でもたくさんのワンちゃんが大村智先生の発見で長生きできるようになりましたので、
ワンちゃんから、その飼い主様から、日頃使用している獣医師や、動物病院スタッフからも
大村智先生への感謝とノーベル賞受賞をお祝いしたい気持ちです。
鈴木犬猫病院
〒263-0051
千葉県千葉市稲毛区園生町582-1
TEL 043-252-1303
FAX 043-253-8808
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