当院では「見える診療」を目指しています
我々獣医師が診療するのは伴侶動物です
言葉を話すことができない動物たちのため、より良い医療に必要なことが「見える診療」です
動物たちの医療を行う場合、飼い主様に理解していただくことが必要です
動物たちの治療には飼い主様のご協力が必要だからです
もし、自分が相手の立場だったらと考えると理解できないものには納得することは難しいと思います
それ以外にも大切にしている事があります
それは「動物の体に優しい医療」です
当院では昨年より腹腔鏡手術、関節鏡手術の内視鏡手術を導入しています
内視鏡手術は様々な面で動物の体に優しいことはこれまでにもHP内で書いてきました
例えば避妊手術では従来の開腹手術と比べて手術後に体内のステロイドホルモンの量が有意に少ないことが報告されています
これは腹腔鏡手術が開腹手術よりも動物の感じる痛みが少ない手術であることを意味しています
さらに腹腔鏡手術では手術中の映像を記録することができるので、「見える手術」です
内視鏡手術は動物のためはもちろん、飼い主様にとっても我々獣医師にとってもメリットであると思います
当院では今後も、動物のため飼い主様のためになる医療を取り入れてまいります