当院では整形外科疾患や脊椎外科疾患の手術治療をすることが多く、手術中に骨折部位の確認やインプラントの設置を確認するために、これまではポータブルレントゲン装置を使用して手術中にレントゲンを撮影していました。
今回、新たに外科用X線TV装置(Cアーム)を導入しました。
CアームはCの部分が回転しながらレントゲンが撮影できるため、360°方向から手術部位を確認することができます。
頚椎にインプラントを設置している手術中のCアーム画像です。
Cアームを導入したことで、より安全で確実な手術が迅速にできるようになりました。
骨折や関節疾患、椎間板ヘルニア、環軸椎不安定症などの整形外科疾患・脊椎外科疾患だけではなく、門脈シャントの手術のように手術中に血管造影検査を行う場合にもCアームを使用します。
短時間で手術中レントゲン検査が可能になったことで、手術時間が短縮し、麻酔時間も短くなり、少しでも身体に優しい手術ができるようになります。
当院では今後も動物たちの身体に優しく、安全な治療ができるよう務めてまいります。